あまりブログを更新していませんが、たまにFBに長文を載せるので、こちらにもUPしますね。
仮想通貨を発行するために、仮想通貨に関する本を数冊読んだ。(買うためじゃないよ、発行するためだよ)
「仮想通貨がもたらすバラ色の未来」「ICOって素敵やん」「バスに乗り遅れるな」的な本が多い中、マトモな本に出会いました。
「今だから知りたい仮想通貨の真実」渡邊哲也著
他の書籍と違って、「仮想通貨とは何なのか?」を丁寧に解説しています。
それに伴う日本や世界の動き。そこから垣間見える仮想通貨の将来の形。
なるほどね~
ぼんやりとしていたモノが、よりクッキリ見えてきた。
年末に書いた通り、仮想通貨を買う気などサラサラないのである。儲かるかもしれないけど、ギャンブルですらないお金に興味はない。
「仮想通貨は通貨の自由化だから応援するのだ!」
というなら構わないが、仮想通貨が本当の通貨として使える時が来たとしても、あなたの買った仮想通貨は相当に価値が下がっているのは間違いない。
しかも現状は通貨ではなく資産扱いになる。
「ビッグカメラで使えるじゃん。」と言うかもしれないが、現物の金で商品を買っているようなもので、通貨で買っている訳ではない。
「基軸通貨がドルって時代は終わると思うぜ。」
ふむふむ...で、例えば元が基軸通貨になった世界は今より良くなっていると思う?
ブロックチェーンの技術を使ったサービスは増えていくであろう。しかし、マイニングに伴う電力は問題だ。こんなものに一国の消費する以上の電力をつぎ込む意味はあるのだろうか?
仮想通貨に興味があるって人は、この本を読んでから決めた方がいいですよ。
個人的には資本主義の向かう先に興味がある。
金融には「リスクヘッジ」「投機」「ポンジースキーム」の3つしかなく、企業が融資を受けて利益を上げると、上の3つの順番にお金が流れていき、最終的にはバブルを迎え、はじけてゼロに戻るという「金融不安定化説」は興味深い。
投資で一般の人が多く使う株であるが、「株の売買での収益率は最終的に自国の物価上昇率とほぼ同じところに収斂する。」ということは国が豊かになることが、国民が豊かになるのと同じだということだ。
仮想通貨は日本を豊かにしますか?
あなたの仕事は日本を豊かにしてますか?
自分の行動が自分を、誰かを、地域を、日本を、世界を豊かにするものか?を考えて生きていきたいと思いました。
ちなみに一般的な投資家へのアドバイスもありましたが、一般的な投資家でない私には役に立ちませんでした...